たとえば、ダウ理論にしろ、チャートパターンにしろ、プライスアクションにしろ、インジケーターの使用法にしろ、オシレーターの使用法にしろ、ほとんど世の中に出回っているものは、ガセネタが多いです。
世をかく乱する人たちというのが居て、彼らは真実の中に適当に嘘を混ぜてくる。
だから、どれが本物で、どれが偽物だか、すべてが疑心暗鬼になってしまい、情報それ自体が信じられなくなってしまう。
信じられなくなってしまうと、情報に困るので、ここで認知バイアスが働き、目の前の情報を信じるしかないとなる。
そもそも99%は真実なので、データもあれば論理も通っている。
だから、自分に言い訳ができる。「科学的データもあるのだから」 「えらい学者が言ってるのだから」
そして、一旦信じると、信じた自分が間違っていたと認めることができなくなり、その信じた情報を裏付ける、さらなる偽情報を信じるようになる。
その繰り返しで、どんどん真実からは離れていく。
それが狙い。
テレビや新聞、ネットなどすべてマスコミを通した情報、いえ、世の中のほとんどの情報というものは、こうして真実と嘘がまぜこぜになった使い物にならない代物ばかり。
FXの常識というか、トレードの常識というか、知識と言うか、情報というか、そういったものもまったく同じ。
使い物にならない代物ばかり。
そのままでは。
だから、そのガラクタの中から”本物”だけを抜き出す目利きの腕が問われることになります。
たとえばダウ理論でも、そのままでは真実を知る者たちにカモにされてしまう。
だけれど、こちらでも頭を使って、直感をつかって、真実を抽出すれば、こちらもカモを喰う立場になれる。
MAもそう、一目もそう、インジケーターやオシレーターと言われるものはほとんど、その使い方は嘘が書かれています。
じゃ、どうしたらいいの?
どうしたら真実だけを抽出できるの?
与えられたものを与えられたまま使うのではなく、自分がどうしたいか、そのために必要なツールはなにか。
そういう視点で武器を集め、武器を使おうと考えること。
つまり、最初に自分のアイデアありきなんです。
”吊るし”の武器では到底使い物にならないってこと。
こういう風なことをしたいんだけど、それにぴったりな武器ないかな、あ、この武器をちょっと改良してここをこうしたら使えるんじゃないか。
そんな感じです。
前回書いた「目線のおはなし」を試してみたいなと思った場合、自分ならここら辺で目線を分けるラインが欲しい、というアイデアがまず先にあって、そのアイデア、要望に応えてくれるような”ツール”を探すんです。
すると、見つかります。
もちろん、車にオートマとマニュアルがあるように、別に自動で描画してくれるツールでなくても、翼ちゃんのように自分で引ける人はそれでいいし、その方が感覚がぴったり来るって人もいると思います。
ただ、わたしはオートマ車に乗ってしまうと、いくらマニュアル車が運転が楽しいって言っても、高速での渋滞でクラッチ切ったり繋いだりはもうしんどいな…って思うタイプなので(笑)、目線を分けるラインも自動で引けるものを使っています。
言っておきますが、目線を分けるラインなんて、わたしの感覚、トレード方法では、別にたいして精度を求めていないので(これもアイデアから来ること)、それなりのラインを引いてくれるものでいいっていう前提があります。
この辺りは人それぞれのアイデア(要求するもの)によって、どんなツールを使ったらいいか、どう改良(数値をいじるとか)したらいいか、などは違ってきて当然です。
FXの面白いところはこういうところだと思います。
自分オリジナルのトレード方法を編み出せて、それでお金を稼げるという、お仕着せでない、”自分の腕で稼いでる”感(笑)
なにかヒントになれば幸いです。
それにしてもあれよね、休日だろうとなんだろうと、常にFXのこと考えてるわたしって、なんなんだろうね…。
単なるFXジャンキーか(悲